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タイトル
会期 2005-08-02 ~ 2005-10-10
会場 ExhibitionⅠ

第1部 伝統灯火

人類が火を用いて明かりをつけてから、夜でも動けるようになった。それは人間の活動の幅が広くなったことをも意味する。昼の間にすべての活動を終わらせなければならなかったのだが、光の発見と発達により活動時間を夜まで伸ばすことができたし、それによって新しい文化も作られた。燈火具は時期と用途において多様な発展を見せてきたが、最も基本的な形は燈と燭であった。石油のような新素材が導入され、電気が入るまで燈と燭は夜を照らしてくれたものであった。

 伝統的燈火具は油を溜めて火を付ける燈盞と、燈盞を載せて用いたり高低を調節する台の役割をした燈盞臺、蝋燭と蝋燭立てからなる。そして紙や沙などをかぶせて持ち歩く提燈、壁などに掛けておく掛け燈、室内におく坐燈なども使われた。木材、陶瓷、金屬など多様な材料を使い用途と機能によっていろいろな形の燈火具が作られた。

 燈火具は夜を照らす道具であるのみならず、盛大な宮中儀禮や祭祀、婚禮のような儀禮にでも欠くことができなかったものである。また、燃燈のような仏敎行事、洞祭や祭りなどのような儀式にでも必須的なものであった。そのような空間において燈は祈願を込めた象徴的意味を有していた。

第2部 近代照明

欧米から導入された石油と電氣は、蝋燭や動植物性の油を燃やして照らした前近代の燈火具とは違い、化石燃料と発電を用いて照らすという新しい照明の時代を開いた。近代の照明は電気発電を利用して照らす電燈をはじめ、ガスが燃燒する際出る光を用いるガス燈、石油を燃燒させ光を出すナンポウ燈のように照らす燃料と火をつける方法において前近代のそれとは大きな違いがあった。電燈の登場は新しい照明体系を予告した。既存の燈火具のように発火具を用い燃料を燃やして照らすのとは違い、電燈は電気の力を調節して照らす新しい照明方式である。

韓国に、いつはじめて電気と電燈が導入されたのかはあきらかではないが、1887年景福宮の乾淸宮につけた電燈が最初のことと知られている。電燈をはじめとする近代の照明器具の便利さは人々に所有欲を引き起こさせ、その需要をもとに企業は照明器具を制作し、大量生産を通して流通販売が行われた。商品化された近代の照明は、光を効率的に用いることだけではなく、その質的利用と電燈の外観デザインにも人々が関心を持つようにした。







掲載日 2008-06-23