国立民俗博物館と全羅南道（チョルラナムド）は”2011年全南民俗文化の年”事業を推
進している。本{事業の一環として、全羅南道の特化事業である塩をテーマ}に展示会を
準備した。
展示テーマ}は大きく3部により構成されている。1部は、太陽と海、干潟、風が作る塩
の原理を体感できるようにした。2部は、全羅南道の天日塩の生産プロセスと道具、
塩倉庫、塩夫、伝統的な煮塩などをテーマ}に取り扱った。3部は塩と関連している塩
場、説話、運搬と取引、信仰、塩の商品などを展示した。展示場には、観覧客が塩の
生産と塩関連の文化を簡単に理解できるように映像と体験の場を用意した。

全南地域の天日塩の生産プロセスを紹介し、天日塩の塩田で使われている各種道具の体験を
通じて、塩の生産の科学性と合理性を容易に理解できるようにした。また、塩夫の人生が理
解できる生活資料と飛禽島（ビグンド）の塩夫の日常に関する映像を通じて、彼が流した一
滴の汗の意味を吟味する。また、天日塩の歴史がわかる各種資料と天日塩以前の塩の生産方
式である煮塩を忠清南道の泰安と全羅北道の高敞地域の復元の事例を中心に展示した。